1.ごあいさつ
新山口法律事務所の沼田です。山口県は面積は広いですが、人口が少ないため、案外と人間社会は狭く、紛争の相手の知人・友人が共通であることも珍しくありません。地元の弁護士は相談しやすい反面、紛争相手の知り合いであったり、紛争相手の知人と顔見知りであったりと、つながりがあることも珍しくありません。
当事務所では、山口小郡地区・山口市全域のみならず、山口県全域からもご相談をお受けするようにしております。
2.防府の裁判所(防府簡易裁判所)の管轄エリア(防府市・山口市の一部など)から多く寄せられる相談内容
当事務所では、防府市の皆様からもご相談をお受けすることがあります。事件の種類は、山口市と同様で、離婚・相続・労働事件・交通事故など多彩ですが、地元ではない防府市の皆様からのご相談内容としては、セカンドオピニョンが多い印象です。
既に防府地域の弁護士さんにご相談・ご依頼されていながらも、この方針でよいのか、もっとこうしてもらいたい、と思うが、依頼している弁護士さんに、あなたの方針は間違っているというようで、なかなか言い出せない、というご相談です。
たいていの場合、結論として、依頼先の弁護士さんの方針は正しいのですが、感情的に十分に受け止めてもらえていない、十分に納得いくまで説明を聞いていない気がする、と感じられる方が多くお見受けします。
あるいは、地元の弁護士さんを回ってみたけれど、なかなか自分の希望を受け入れてもらって受任してもらえないというケースもお見受けします。
そんなときに、セカンドオピニョンをお聞き頂くのも前進する一つの方法だと思います。依頼先の弁護士さんの方針は間違っていないけれど、あなたの気になる点には十分な説明がされていないこともあります。それは、一つには、ご相談者の方の気になる点が必ずしも法律問題にはならなかったり、依頼先の弁護士さんの弁護方針が十分に伝わっていなかったりということがあるからです。
3.新山口法律事務所の強み
当事務所は、防府市エリアではありません。だからこそ、依頼先の弁護士先生からは距離をとって、ご相談者が分からない点やもやもやしている点について、それなりに説明をしていくことができます。
また、私は、裁判所で15年間勤務していた経験から、離婚事件一つとっても、全国の転勤先で多くの弁護士先生が、さまざまな角度から弁護方針を立てて、離婚調停などに取り組んでくる姿を拝見してきました。それらの目撃経験から、ご相談者の依頼先の弁護士さんがどんな方向性・どんな弁護活動をしようとしているのか、を解説することもできる場合があります。
特に、離婚問題を取り扱う家庭裁判所は、この地域のみならず山口市全域を担当する山口家庭裁判所本庁ということになりますが、この山口家裁本庁の特色を意識して方針を立てることも有益です。自動車工業・漁業・商業が盛んな防府市をも管轄エリアとする山口家裁本庁は、文字通り、山口県の中心的な家庭裁判所です。家庭裁判所調査官も少年事件担当・家庭事件担当というように複数名が常駐していて、県内では、比較的、機動性が高い家庭裁判所ということができます。また、裁判官も複数名で家庭事件を担当しており、調停や審判、離婚訴訟の進行計画も立てやすいといえます。
4.離婚問題を弁護士に依頼すべき理由
離婚問題は法律問題です。感情的なわだかまりはあるにせよ、法律問題であり、ある程度、法律用語が飛び交うことは避けられません。
依頼先の弁護士さんから受ける説明にも法律用語が入り込んできます。法律用語といっても、もちろん日本語ではありますから、イメージ的になんとなく分かったような気にはなれますが、十分に理解できないまま進んでいると、せっかく依頼した弁護士さんとの間で意思疎通がはかれなくなってしまう危険もあります。
もちろん、人間関係が狭い山口県の場合には、地元の弁護士には行きにくいという場合もあろうかと思います。
当事務所は道路網でも鉄道網でも防府駅から近距離にある小郡駅付近に位置していますので、そのような方のニーズにも応えやすいと思います。