① 本心から離婚したいのかを見極める
まず、あなた自身が本心から離婚したいと考えているのかを改めて見極めましょう。切り出せないという場合には、まだ、相手方への気持が残っている場合も。ただし、子どものために離婚を迷うというのは別問題。子どもをいいわけにせずに、相手方を人生のパートナーとして失いたくない気持があるのかどうかがポイントです。
② 相手方は結婚生活をどうしたいと思っているのか見極める
子どもをいいわけにしないで、自分自身と向き合った結果として、相手方そのものにパートナーとしての魅力を感じなくなっていたり、生理的嫌悪感を覚えるようになったりしていれば、離婚の意思が自分にはあるということになります。
今度は、相手方の気持ちです。結婚も離婚も一人で勝手にすることはできません。自分が離婚したいとして、相手方の気持ちはどうなのか、を見極めましょう。相手方には結婚生活への関心も、あなたへの関心もないというのであれば、離婚を切り出す方法を考えましょう。
③ 相手方への離婚の気持の伝え方
直接、面と向かって言うのが怖い場合もあれば、相手方に落ち度がないけれど生理的に無理だというときは言いにくい場合もありますよね。昔は、双方の親を交えて話し合いをするというのが多かったですが、双方の親の相性や性格によっては、事態がこじれることもあります。
現代的にはラインなどによって離婚を切り出すことも多く見られます。ただ、通信アプリは、既読未読がはっきりし、即座に相手方の激しい反応が戻ってくることもあります。また、感情に任せて、激しい応酬をすると、後日、証拠として悪用されることもあり得ます。
のちのちのことも考えて、一方的な形にはなりますが、置き手紙をして退去してくることも考えられます。通信アプリと違い、即座に激しい反応を受けることもありません。ただ、後日、証拠として使われたときに、困らないように文面は慎重に考えましょう。置き手紙は古典的ですが、使い方によっては離婚の切り出し方としては有効な場合もあります。控えは必ず保存しておいてくださいね。相手方に使われるときに、改ざんされることも考えられますから。